保育所が公園“争奪戦” 庭なし施設が急増中・ゆとり教育から脱却?新学習指導要領の謎、いじめ自殺問題、教育基本法改正、教員の不祥事など教育問題が注目され、教育改革が急がれる今の日本の教育ニュースを総チェック!将来の日本を背負う人間をそだてるために学校、保護者、地域、企業ができることは何か?





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〈最新教育ニュース〉保育所が公園“争奪戦” 庭なし施設が急増中


 東京都内で園庭を持たない保育所が増えている。待機児童対策として、ビルの一室などに保育所を開設するケースが相次いでいるためだ。園庭に変わる遊び場として利用されているのが公園だが、同じ境遇を抱える保育所同士で時間がバッティングすることも。公園で遊ぶことは今や“争奪戦”との嘆きの声も聞こえてくる。(三宅陽子)

園庭つきは理想だが…

 「なったあ」。男児がうれしそうに指さしたのは、庭になったイチジク木の実。女性保育士が驚いた表情を向けると、男児は満足そうに笑った。

 老人ホームの一部を借り受けて有限会社「キッズガーデン」が運営する東京都の認証保育所「キッズガーデン保育園」(荒川区)。約120平方メートルの園庭は決して「広い」とはいえないが、周囲には多くの樹木や花が植えられ、鉢植えで野菜を育てるなど、児童が自然と触れ合う庭作りがなされている。

 「生き物や土に触れることは子供の心を育てる上でとても大切。都会だからこそなおさら、自然の中で遊べる環境を大切にしたい」と同社の瀬川章子代表(65)は力を込める。

 だが、現実的には都心の保育所に園庭を求めることは「とても難しい」とも。同社が開設した都内の別の2つの保育所では庭を確保できなかったといい、外遊びはもっぱら、近隣の公園が中心だ。

保育所間で公園の利用時間を取り決めも

 園庭を持たない保育所が登場する背景には、都内で深刻化する「土地不足」がある。増え続ける待機児童を解消するため、最近では空き教室のほか、雑居ビルの一室や高架下などに保育所を開設するケースも相次いでいる。

 日本共産党東京都議会議員団が今年2月に行った調査では、島嶼(とうしょ)を除く東京都内の保育施設(認可保育所、幼稚園型を除く認定こども園、認証保育所)で、「園庭がない」か「広さが基準を満たさないため代替の公園を使わざるを得ない」としたのは2826施設中1156施設に上った。

 国は認可保育所の庭について、子供(2歳以上)1人当たり3・3平方メートルを確保できない場合、保育所近くの公園や広場などで代替できるとしているが、どこの公園を利用すればいいかなどを行政が調整することはない。そのため、一つの公園を複数の保育所が利用するケースも少なくない。

 都内の保育所で働く保育士(54)は「晴れた日などは公園は園庭を持たない保育所の園児でいっぱいになる。まさに争奪戦に近い状態」と語る。どこの保育所も午前中の利用が一般的なためで、遊ぶ場所がなければ、公園から公園へと移動しなければならないこともある。そのため、場所によっては、保育所間で利用時間を取り決める、といった工夫もなされているという。

 ただ、公園を使用するかどうかは天候や子供たちの体調などにも左右される。「状況に応じて自由に使える園庭の存在は大きい」と保育士は訴える。

園庭持つ保育所と連携や専用スペースも

 こうした状況を受け、一部自治体は対策に乗り出している。

 豊島区では園庭を持たない小規模保育所が公立、私立の保育所の園庭やプールを利用できるよう連携。文京区も園庭を持たない私立の認可・認証保育所が区立保育所のプールを共同で使えるようにしている。

 杉並区は現段階では公園内が“混雑”するという状況にはないが、園庭のない保育所も使うことを想定して、公園内に乳幼児が安全に遊べる専用スペースを設ける。乳幼児が他の公園利用者とぶつかることがないよう、スペースはフェンスなどで囲むことを想定。さらに、クッション性のある舗装を施し、砂場や背の低い滑り台などの遊具も設置するという。

 今年度は高円寺や荻窪など3カ所に専用スペースを設置する予定で、地域の保育事情に考慮しながら今後3年間で14カ所の設置を目指すとしている。今後も自治体の知恵の絞り合いが続きそうだ。
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