「貧困の連鎖」裁ち切れ 都立高全員合格、無料学習塾が支援・ゆとり教育から脱却?新学習指導要領の謎、いじめ自殺問題、教育基本法改正、教員の不祥事など教育問題が注目され、教育改革が急がれる今の日本の教育ニュースを総チェック!将来の日本を背負う人間をそだてるために学校、保護者、地域、企業ができることは何か?





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〈最新教育ニュース〉「貧困の連鎖」裁ち切れ 都立高全員合格、無料学習塾が支援


 学習塾に行くお金はないけど高校に進学したい-。そんな希望を持つ家庭の中学3年生を対象とした都立高合格をめざす無料学習講座「タダゼミ」が、足立区で開かれている。参加者の学習意欲も高く、大学進学を希望する生徒もいる。生活保護受給世帯や高校中退者の多さから同区が課題とする「貧困の連鎖」を断ち切る“学びの場”として注目されている。(植木裕香子、写真も)
全員が高校合格

 ある日曜日。ホワイトボードや机と椅子が並んだ区立施設の一室に、生徒が次々と入ってきた。

 「二次関数の計算問題は」「このbe動詞の過去形は何かな」

 数学、英語、理科…。ボランティアの大学生や社会人数人が、生徒一人一人にていねいに教える。大学生らは全国で学習支援を行うNPO法人「キッズドア」を通じて派遣された。

 都内最多の生活保護受給者2万6361人(平成25年度)を抱える足立区で、タダゼミあだちが始まったのは23年。学習塾の費用を支払う経済的余裕のない家庭の進学希望者を対象に、中学校に呼びかけて参加者を募集した。当初は十数人しか集まらなかったが、これまでの参加者約70人全員が高校に合格した実績が広まり、今年は定員20人を上回る22人が希望。一人でも多くの生徒を進学させようと、全員を受け入れた。

大学生活も刺激に

 「学習指導だけでなく、大学生には大学生活や大学で勉強している内容についても生徒に話してもらっている。大学生活を知ってもらうことも生徒にとっては学習への刺激になるから」と、同法人職員で、タダゼミあだち担当の本吉勇武さん(27)。

 25年度の同区内の都立高中退者は23区最多の314人で、タダゼミあだちに参加する生徒の親も高校中退者が目立つ。大卒の大人が身近にいない生徒は、高校、大学を出て就職するキャリアをイメージできないため、勉強に意義を見いだせずに学習意欲が低下する傾向があるとされ、学校の先生より、年齢の近い大学生が話す言葉の方が生徒の心に届きやすいという。

教える側も親身に

 実際に、最初は高校進学への関心が薄く、親に勧められ仕方なく参加したという男子生徒(15)も「授業が理解できるようになり、高校に進学したいと思うようになった。ボランティアの大学生のように、大学まで行ってみたいかな」と話す。

 両親ともに大学を出ていないという女子生徒(15)は、「両親は仕事を選べず、大変な思いをしているのが見ていて分かる。私は大学を卒業して、自由に仕事を選びたい」と言う。

 教える側も、こんな気持ちを正面から受け止めている。大学院生、伊藤寛之さん(22)は「進学塾へ通っている生徒と比べて勉強時間は少ないので、合理的に勉強できる方法を教えていきたい」。大学生、関根千夏さん(20)も「生徒の悩みにも耳を傾けながら、高校進学を応援したい」と親身だ。
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